うえだ通信
2022-03-31
小さな成功者
落語にはマクラ言葉というのがある。
本題に入る前の小話だがよく登場する話に“落語家はバカじゃできません、でも賢い人はやりません” 落語家というのは成功しても大金持ちになる訳でもなく、仕事も不安定なところからこんな自虐的な小話になるのだが一方で、落語家を志す若者が結構多いと聞くのはどこかに魅力があるのだろう。
目標を持ってそれを追いかける姿はその時点で私には小さな成功者と映る。
今時の若者はユーチューバーやITベンチャーの社長を目指したりするが成功確率は低い。 そこで落ち着くのはサラリーマンだ。
周囲の人間と歩調を合わせ、目立ち過ぎず己の生活を安定させ家族を養うことが最も重視するところで高い確率でこれは達成できる。
“サラリーマンはバカじゃできません、でも目立ちすぎる人は務まりません”
余計な自己主張はしない方がサラリーマン業を定年まで全うできるのだ。
これはこれで小さな成功者と言える。
今朝の読売新聞が報じているところでは「大人になったらなりたいもの」調査(第一生命保険)の結果、中、高校生男女すべてで会社員が1位。
3月の菜園
キヌサヤエンドウが10㎝位に成長。 6月には沢山の実をつけることになります。 楽しみ。 |