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古い話になるが机の中を整理していると2007年頃の記憶がよみがえり新聞社に問い合わせるとすぐに当時の記事を送ってくれた。
新聞社のサーチ力に驚いた。
これは半導体新聞(現、電子デバイス産業新聞)2007年3月28日発刊のもので「ベンチャー企業10社に焦点を当てて紹介した企画」になっている。
何故かその中に創業2年目のテクノスも含まれていた。
改めて内容を読み返すと現在の主力商品である粉体トラップフィルターやHOTN2を半導体工場に展開していくことを私が熱く語っている。
加えて中国市場にも積極的に取り組んで行くなんてことも言っている。
今思えば創業間もない世間知らずな己の姿に懐かしさと恥ずかしさを感じてしまう。
19年目を迎えた現在、シリコンサイクルの荒波を乗り越える中でこの業界は大きく成長した。
深い意味もなく繊維業界から迷い込んだこの業界だがここで起業して良かったと思う。
好不況はあるものの中長期で見れば確実に成長する分野だと思う。
因みに上記ベンチャー10社の現在だが上場を果たしたのが2社、堅実に経営されているところが5社(テクノスも含めた(笑))
消息不明が3社。
一般にスタートアップ企業の10年後の生存率が20%と言われている中。
各社頑張っている。
これも半導体業界なる所以か。 |