毎朝9時から10時半までの1時間半に注文を受けてその日の昼12時までに受注先のオフィスや工場、官庁などに弁当を配達している弁当屋の話。
すごいのは1日最大7万食、配達エリアは東京都内15区と神奈川県の一部。
会社の名前は「玉子屋」、著者は2代目社長の菅原勇一郎氏。
関西人の私には聞き慣れない名前だが関東ではかなり有名な弁当屋らしい。
人気のユーチューブ動画「絶望ライン工」では主役の非正規社員が派遣先の工場でよく玉子屋の弁当を食べている様子がでてくる。
話を戻すと7万食を毎朝受注。すぐ調理してその日の12時までにお客様に届けるスゴ技とも言える仕組みは本書を読んで頂ければ判かる。
とにかく超短納期大量生産だ!
創業者である父親からの事業継承に至る苦悩、2代目社長の経営力、人の生かし方、競合他社からの嫌がらせや弁当業界の未来など異業種の私でも見習うべきところの多い示唆に富んだ一冊だった。 |
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