うえだ通信
2024-09-30
M&A雑感
ここ2年程M&A仲介会社から勧誘の手紙、メール、電話が頻繁に届くようになった。
自宅に届く場合もある。
知人に聞くと、会社の登記簿謄本は誰でも入手できるので社長の年齢が65歳以上を検索、該当会社の社長宛に一斉送信しているのでは・・・。
当社も一時期M&Aに関心を持って取組んだ時期もあったが今は関心無くなった。
理由は後述する。
M&Aを簡単に説明すると事業継承の手段のひとつで「企業の合併、買収」を言う。
要するに経営権(株式)を売買すること。
経営者が高齢化して引継ぐべき家族や人材が居ない場合にM&Aに進む場合が多い。
進取の意欲を持った新しい企業に経営を引き継ぐことは良いことだと思う。
M&Aの成立で廃業を防ぎ事業を継続、発展できれば、社員、顧客、仕入先などの多くの関係者に恩恵がある。
但しM&Aは企業売買なので大きなお金が動く。併せて仲介業者が得る手数料も高額だ。
売手企業を求めて私のところにラブレターが届くのもうなずけられる。
一度はM&Aに取組んだ経験のある私が思うには仲介業者はM&Aの成立には熱心だが売り手、買い手が本当に納得のできるM&Aの成立を目指しているとは思えない。
以上の理由で私は独力で会社を存続させる道を選んだ。
菜園だより
近所の93歳のおじいちゃんの果樹園で |
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高齢なので市場へ出さず、近隣の知人 |