うえだ通信
2024-10-28
パネル工場からデーターセンターへ
かつて大阪湾岸には液晶・プラズマテレビの巨大パネル工場や太陽電池工場が建設されパネルベイと呼ばれた時代があった。
わずか15年前の話だ。
だが今ではすべて稼働停止となっている。
巨大パネル工場は物流倉庫になり、もう1つはデーターセンターとしての利用が検討されている。
近くに住んでいる私は産業の盛衰を目の当たりに感じることになる。
一方、データーセンターの建設ラッシュは関西でも続いている。
オンラインショッピングの拡大に加えてクラウドサービスや生成AIの普及が背景にある。
データーセンターは先端半導体の塊とも言える。
我々、半導体産業に係わる者としてはデーターセンターの建設は歓迎すべき話だが先端半導体はNVIDIA一強の状態だ。
その生産を担うのはTSMCなど一部の企業に限られている。
数年前まで半導体売上げ首位を争っていたサムソンやインテルの影は薄い。
パネル工場からデーターセンターへの変遷は“モノ”から“情報”へのさらなる価値の変化を示唆している。
菜園だより
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