うえだ通信
2019-10-02
オープンイノベーション
ありきたりの単語2つをくっつけただけの造語だが今、産業界で注目されている。
私なりの解釈で紹介すると
今日のネット社会の移り変わりを見ていると新しい時代に受け入れられる技術は今までの様な名の知れた大企業からではなく、深い専門性と独特の個性を発揮した小規模な会社或いは集合体から生まれると言われている。 IT/非ITに関係なく、特長のある“技”を極めた専門集団が活躍する世の中になる。
その背景を言うと、これからのものづくり現場は商品のライフサイクルが短くなり、顧客ニーズも多様化してくる。
そこで企業は開発のテーマを増やし、スピードを上げていかざるを得ない。
そうなると大企業が自社の総合研究所で1から10まですべて研究開発することは不可能になりつつある。
手っ取り早く、自社には無い個性的な技術を提携或いはM&Aなりの手段で社外から取り込むしかない。
もう自前主義は許されなくなっている。
今、流行りの水平分業だ。
くるま作りで30兆円企業のトヨタはEV化・自動運転・AI・配車サービス等根幹になる部分でもオープンイノベーションを実践している。
当社が“技”を極めた専門集団かどうかは世間(顧客)の評価になるが、生き残るためには小さな技術分野の中でカテゴリーリーダーになるしかないと思っている。
これからは当社が抱えているいくつかの開発案件でもオープンイノベーションの手法は必須と考えている。